2016年03月05日

なぜ似たようなアニメばかりを作り優れたコンテンツを活用しないのか?「エクソシストの花嫁」最終巻の感想

日本はアニメ大国で、毎季、優れた作品があるのですが、
「あー、似たようなシーン見たわー。」
「あー、似たような話だわー。」
って作品も多いのは事実です。

売れたら、売れた路線を追いかけて、二匹目のどじょうを狙うからだよ。

それと、新しいコンテンツばかりをアニメ化するのも問題なのではないでしょうか。
明らかに、宣伝目的。

それぐらいなら、過去に優れた作品がいくらでもあるじゃん!!

私がアニメ化して欲しい作品ベスト3は、

中貫えり「はらったまきよったま」
紫堂恭子「辺境警備」
内田美奈子「赤々丸」

ベスト5だったら、

佐藤史生「夢見る惑星」
諏訪緑「玄奘西域記」

ベスト10だったらー…、って、数多く存在するじゃないですか!

そりゃ、ゲームを売らなきゃいけないとか、
小説・漫画の新刊を売らなきゃいけないとか、
アニメのスポンサーだけでは赤字だとか、
大人の事情はあるんでしょうけど。

息の長いファンがついている作品の魅力を
正しくアニメ化すれば、
良い作品になるはずです!
そして、それは既視感のない新鮮味を持つはずです!

さて、この三月に最終巻が発売された「エクソシストの花嫁」は、

掲載雑誌を変えながら、
20年以上かかって、
物語を完結させた、という、

がっつり固定ファンがついていて
20年以上も支持され続けた作品なのです!

最初は「はらったまきよったま」略して「はらきよ」という漫画でした。
主人公麦子は小学生でした。
小学生のうちに輝と巡りあい、
「エクソシストの花嫁」で、ゴールインしたのです。

私にとってのこの作品の魅力は、
・麦子がどこまでもポジティブである。そのため、読後感がいい。
・輝があり得ない大金持ち。そして生い立ちのためヒネていて、なかなか素直ではない。
・でも輝は心底、麦子に惚れている。ハンサムがヒロイン一筋って萌える。
・輝も麦子も、あり得ないほどの霊能力者。数々の事件をフルパワーで解決する!

ラブコメの王道を押さえていながら、
こんなにもスッキリする漫画はないですよ?

「エクソシストの花嫁」第三巻(最終巻)は、
このシリーズの最終回にふさわしい、素晴らしいものでした。

ネタバレすると、












麦子と輝が、結婚式をあげ、結ばれて、麦子が第一子を妊娠する。
二人を見守っていた神父が、息を引き取る。それぞれに予言の手紙を残して…

詳細は、読んだ方がいいです!
できれば「はらきよ」最初から!
最初からのファンには、もう、感無量ですよ!!

深いですよね…
輝も麦子も、類稀な霊能力者でありながら、
その生い立ちは正反対。
しかし、だからこそ魂の深い所で解り合えて、
愛し合って、
結ばれて。
そして、霊能力者だけに、死者の世界や異世界の存在と近い二人だけれど、
やはり、神父の「死」は、かけがえのない人との「別れ」には変わりなく、
生きていく二人の間には、新しい命が生まれる…

「生」と「死」は、遠いようで近い。近いけれども隔絶している。

どんなに強い霊能力者の二人でも、生きて、成長して、共に歩み、やがては人生を終える…
その、人としての営みからは、外れない。
霊能力者であることと、愛し合い共に歩む「人間」であることが、とても自然に両立している。
そんな二人だから、
読者も見守り続けたんですよ。

最終回ですが、輝と麦子の物語が「終わった」という気がしません。
それでも、これは、完璧な大団円です。
中貫えり先生、お疲れ様でした。
そして、素晴らしい作品をありがとうございました!



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posted by わに庭 at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中貫えり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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